住まい選びは人生に大きな影響を与える重要な決断です。しかし、情報が多い今の時代では、見落としがちな点も多いです。すでに知っている事もあるとは思いますが、住まいを選ぶ時のポイントを解説します。
物件選びで「間取り」以外に見るべきポイント
1. 日当たりと風通しの確認方法
住みやすさの基本は、良好な日当たりと風通しです。内見に行くときは、不動産会社が指定する時間だけではなく、異なる時間帯に見に行きましょう。たとえば、朝は日当りが良かっても昼以降は建物の影で暗くなる場合もあります。また、将来的に日当りが悪くなる可能性があるので近隣で工事をしていないかも確認が必要です。
2. 音環境のチェック
周辺道路や隣接建物の影響を確認しましょう。内見時に気づきにくい騒音は、実際に住み始めると大きなストレスになることがあります。必ず窓を開けて数分間は外の音を確認しましょう。できれは、平日と休日の2回は確認してください。
3. 収納スペースの容量と使いやすさ
ローゼットや収納が少ない場合、家具を追加する必要が出るため初期費用が増えます。また、収納の配置が生活動線に合っているかも重要なチェックポイントです。自分の生活スタイルに合わせた生活動線を想像しながら内見しましょう。
周辺環境が暮らしやすさを決める
1. 生活インフラの確認
日々の生活に重要な最寄りのスーパーやコンビニ、ドラッグストアの距離感を確認しましょう。また、病院や学校、保育施設の有無も重要な要素です。
2. 交通アクセスと利便性
バスや電車の本数・時間帯を確認しましょう。特に通勤や通学に使う場合は、ラッシュ時の混雑状況も考慮する必要があります。さらに、駅まで自転車が必要な場合は、駐輪場の金額や空きがあるか、それと広さと使いやすさもチェックしてください。
3. 地域の雰囲気と安全性
最寄り駅から物件までに街灯があるか、人通りは多いかなど治安の良さを確認しましょう。地元住民の口コミや警察署が公開しているデータも参考になります。
物件の長期的な価値を考える
1. 築年数だけでなく管理状況を重視
物件が古い場合、設備や建物に不具合が出るケースが増えます。その時は管理会社の対応力が生活に影響します。修繕履歴や今後の計画が確認できる場合は必ずチェックしてください。管理の良い物件は資産価値が保たれる傾向があります。
2. 将来的なライフスタイルの変化を想定
子どもが増える予定がある場合の部屋数や学校区の重要性、高齢者がいる家族ならバリアフリー対応の確認が必要です。将来を見据えて選ぶことが大切です。
失敗を防ぐための「プロのアドバイス」
1. 契約前に気をつけること
初期費用や管理費、更新料などのトータルコストを計算しましょう。賃貸の場合、契約書の特約事項をしっかり確認してください。特に「違約金の有無」「解約予告は何ヶ月前か」「更新料の有無」「退去時に必要なお金」「原状回復費用につて」などです。不明点があれば納得できるまで遠慮なく質問をしましょう。
2. 「完璧な物件」を求めすぎない心構え
全ての条件を満たす物件は稀です。優先順位をつけて「譲れる部分」と「譲れない部分」を明確にすることが重要です。例えば、「家賃は8万円以下で譲れないが駅からの距離は妥協できる」「築年数は妥協できないがエレベーターなしはOK」などです。また、気に入った物件が見つかった場合はスピード感も大事です。特に1月から3月は引越しシーズンですので、良い物件はすぐになくなります。
結論
住まい選びは単に見た目や家賃だけで決めるものではありません。自分や家族のライフスタイルに合った物件を選ぶために、今回紹介した視点を活用してください。「マスオさんの本音」としては、住む人が幸せになる物件を見つけてほしいという想いです。
ご質問がございましたらお気軽にご連絡ください。