家を買う時や売却する時に締結する売買契約書の注意すべき7つのポイントをご紹介します。契約後のトラブルにならないように事前にチェックしましょう!
売買契約書で注意すべき7のポイント
売主と買主が契約内容に合意したら、売買契約を締結します。一度契約を結ぶと簡単には解除できませんので、契約内容は十分に確認しましょう。
最終的には自己責任で締結するものと理解してください。
1. 売買する不動産の表示
2. 売買代金・手付金の金額と支払期日
3. 所有権移転と引渡し時期
4. 契約解除や契約違反
5. 瑕疵担保責任
6. ローン特約
7. 付帯設備等の現況
順番に説明していきます。
売買する不動産の表示
売買する不動産の住所、面積など書いてありますので、謄本と照らし合わせ間違いないか確認しましょう。また住所と地番(国が税金を取るために土地に番号を付けたもの)が違う所もありますので確認が必要です。
売買代金・手付金の金額と支払期日
売買代金や手付金の金額、支払期日が間違っていないか確認しましょう。売買代金の桁が違っていたりすると3000万円の家が3億円になります。こんな金額払えないので、きっちりと確認しましょう。
所有権移転と引渡し時期
一般的には、残金決済時に所有権の移転と引渡を同時に行います。但し、売主さんの事情で引越しが残金決済の後になるケースもあります。こちらの引越しの時期もありますので確認しておきましょう。
契約解除や契約違反
契約を解除することは、ほとんどありません。万一の時に備えて十分に理解しましょう。
・手付解除…手付金放棄することで解約できます
・契約違反…違反による解除は違約金が発生します
・瑕疵による解除…欠陥が発覚し住むことができないとき
・引渡前の滅失…火事で家がなくなったとき
詳しく知りたいときは、お問合せください。
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瑕疵担保責任
瑕疵? 難しい漢字ですね。
瑕疵とは、欠陥のことをいいます。雨漏りしてたり白アリがいてる等が瑕疵、欠陥になります。
引渡日から3ヶ月以内に発覚した瑕疵は、売主さんが修理してくれます。売主さんが不動産屋の場合は引渡日から2年以内となっています。瑕疵がわかったら、できるだけ早く連絡しましょう。
住宅ローン特約
ほとんどの方が住宅ローンを組んで家を購入されます。住宅ローンを借りることができなければ、家を購入することはできません。なので、住宅ローンの審査に通らなければ白紙解約となり、手付金は戻ってきます。但しこの特約には期日がありますので、その期日を過ぎると契約解除できなくなります。
期日が過ぎた後の解約は、違約金が発生したり手付金が戻らなかったりしますので気を付けてください。
付帯設備等の現況報告
付帯設備とは、キッチン・お風呂・給湯器・換気扇などの設備全般のことを言います。
新築の場合は心配いりませんが、中古の家は少し不安です。例えば、引っ越し後にお風呂に入ろうとしたら給湯器が故障していて1週間お風呂に入れないことになったりします。
まず、設備の種類と故障している設備を確認しましょう。初めから給湯器が故障していると分かっていれば引越し前に交換することができますので、よく確認しておきましょう。