契約前にチェックする賃貸契約書の項目

契約前にチェックする賃貸契約書の項目

マンションや戸建を借りる時の契約書って難しくてわからないとよく聞きます。

また、入居後や退去時にトラブルになり高額な費用を請求されることもあります。

本来は、トラブルが起きないようにすることと、トラブルが発生したときにどうするかを取り決めるのが契約書の役割です。

例えば、退去時にクリーニング代の5万円を請求され、そんなこと聞いてなかったと言っても通りません。契約書に記載されていればそれが全てです。

クリーニング代の支払いが嫌なら契約する前に話をしましょう。

また、口頭で説明を受けたことは必ず契約書に記載してください。

悪徳な営業は契約書の内容をごまかすために口頭で説明することがあります。

入居後や退去時にトラブルになったり高額な金額を請求されて損をしないためには、どの項目を確認すればよいのか具体的に紹介します。

契約書のチェックする項目

契約書でチェックする項目

チェックする項目は大きく分けると2つ。

「お金に関すること」と「退去時に関すること」です。

具体的に説明していきます。

お金に関すること

お金に関する項目

1.費用明細と契約書の内容

不動産会社からもらった費用明細書と契約書に書かれた金額や項目が同じになっているかを確認してください。

費用明細書に書かれているのに契約書にない場合は、不動産会社が家主さんに内緒で取ろうとしているお金かもしれません。

このような場合は、値引きや支払拒否することもできますので不動産会社に交渉してみましょう。

2.振込手数料

家賃などの支払い方法が振込の場合は、誰が振込手数料を負担するのかを確認する。

3.家賃などの支払時期について

家賃等の支払は、ほとんどが翌月分を月末支払いする前払いとなりますが、引落しの場合は25日や28日になる場合があるので確認しましょう。

万一、家賃などの支払いが遅れると最悪は遅延損害金などを請求されることになりますので気を付けてください。

4.保証金や敷金があるとき

 保証金や敷金がある場合は、退去する時にお金が返ってきます。

 全額が返ってくるケースといくらか引かれる場合がありますので、返金される金額を確認すること。

それと返金される時期が書かれているか。

「すみやかに返金する」「明け渡しを確認した後に」という表現方法では、1ヶ月後に返金するのか1週間後なのか分かりません。最悪は1年後になっても文句は言えません。

そうならないためには具体的に記載してもらいましょう。

例)「明渡しが完了した日から7日以内に返金し、その時の振込手数料は大家が負担すること」

退去の時に関すること

退去に関する項目

1.解約について

契約を解約することについての記載は2ヶ所あります。1つ目は「契約期間が終了する〇ヶ月前に連絡すること」もう1つは、契約期間内で解約する方法です。

ほとんどの人は契約期間内に解約しますので、重要なのは2つめの「契約期間内の解約について」です。

この項目がないのは問題外です。文言と追加してもらいましょう。普通は、契約期間内の解約は1ヶ月前に連絡することと記載がありますが、家主様によっては3ヶ月前とかになっている場合があるのでその時は1ヶ月前の連絡でいいように変更してもらいましょう。

2.原状回復について

どこまで原状回復する必要があるのか具体的に記載があれば一番よいですが、最低でも「自然的な劣化・損耗(経年劣化)及び通常の使用により生ずる損耗などは大家が費用負担する」といった文章はいれてください。

国土交通省がだしている「原状回復に関するガイドライン」を参考にしてください。

最後に

契約時には「お金」「退去時」のことを確認しておけば、後々トラブルになることは少ないでしょう。

また、契約書の内容については変更や追加が可能です。不動産会社には遠慮せずにお願いしましょう。

もし、こちらの条件を聞いてもらえない場合は、契約しないことをちらつかせば大丈夫です。

また、その他の項目も気になるのでプロの方に確認して欲しい方は、ご連絡ください。 無料で契約書の内容をチェック致しますのでご活用ください。

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