入居者の騒音トラブルの解決方法

入居者の騒音トラブルの解決方法

マンションうやアパートでは色々な問題やトラブルが発生します。今回は、騒音トラブルについての解決方法をご紹介します。

少し間違えば大きなトラブルに発展しますので慎重に対応していきましょう!

騒音トラブルの解決方法は

困り顔の女性

まずは、音の確認が必要です。

ギターやピアノを弾いているのか、テレビや音楽が大音量なのか確認しましょう。話し声や歩いている音などの生活音は、必ずありますので我慢してもらいます。

ただし人によって感じ方が違うので一概に言えません。

音の大きさについて

音の大きさはデシベルと言う単位で表現されます。音の大きさを計測する「騒音計」なる機械がありますので、この機械で音の大きさを確認できれば、入居者さんとの話し合いには役立ちます。

騒音に関する環境基準が大阪府のホームページに載っていますので参考にして下さい。

昼間では55~60㏈(デシベル)夜間では45~50㏈となっています。これを基準に考えて入居者さんと話し合いましょう。

また、騒音計は安いものでは1500円ぐらいで買うことができますので購入することをオススメします。

音がする部屋の特定

騒音を出している部屋を特定する必要がありますので騒音がする時間帯も含め複数の入居者さんに確認が必要です。ある程度、音の種類・大きさ・時間・入居者さんを特定したら、次の段階に移りましょう。

入居者の対処方法

騒音を出している入居さんに、いきなり「静かにしろ」と言えば喧嘩になりますので、まずは

掲示板などに張紙を貼る(入居者さん全員に向けた内容)

全入居者さんに手紙を投函する(入居者さん全員に)

全員に告知することで、他の入居さんに「家主はしっかり対応する」と思ってもらえますし、これで騒音が改善されれば最良です。

これでもダメな時は、騒音を出している入居者さんと直接話をして事情を説明しましょう。何度か話をしても改善が見られないときは

タチが悪いので追い出しましょう!

と言いたいところですが、空室になるのも困るので最後の一手を打ちましょう。

契約解除をちらつかせて騒音の改善を求めましょう。

契約書の中に禁止事項として

・騒音を出すこと

・近隣に迷惑な行為をすること

など書かれています。

禁止行為をしたとこと何度も事情を説明したのに改善されないこれで「賃貸借における信頼関係が破壊された」として契約解除を申し入れましょう。

契約解除の申し入れは、内容証明で契約者と連帯保証人にも同時に送りましょう。

証拠は残しておこう

「信頼関係は破壊された」という事実は家主が証明する必要があります。最悪、裁判になった時を考えて音の確認をする時からの記録を残しましょう。

具体的には

・騒音がいつからあったのか

・どのような音か

・騒音のする時間帯とどれぐらい続くのか

・音の大きさ

・手紙や張り紙の内容と貼った時期

・入居者さんとの話し合いの内容と日時

最低でもこれぐらいの記録は必要となりますので、当初から記録を付けましょう。

全入居者さんには、快適に過ごしてもらえるようにすることが満室経営の近道になりますので、いつも誠実な対応を心がけましょう!

 

 

 

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