収益物件を購入した後、空室が埋らなくては銀行への返済か滞ってしまい、負の資産となってしまいます。 また、収益物件を購入する前には家賃相場などの調査も大切です。
もし、あなたの物件の空室が埋らないなら、管理会社の問題もありますが、他の競合物件より条件が悪いからです。
ライバルの物件の家賃や設備など比較することで、自分の物件に足りないところが分かるので対策ができます。
この記事では、簡単に競合物件との比較ができる「スーモ賃貸経営サポート」を紹介します。
スーモの賃貸経営サポートを使う
スーモでは、賃貸経営サポートで近隣物件の家賃や相場がわかります。無料のツールですので是非利用してください。
こちら https://www.suumo-onr.jp/ です。
スーモ賃貸経営サポートの使い方
使用するには会員登録が必要です。(登録も無料です)
「会員登録をする」ボタンを押して次の画面で「リクルートID」にメールアドレスを入力。
登録したメールアドレスにリクルートからメールが届きます。
その中にあるURLを押すと「スーモ賃貸経営サポート」の登録画面に行きますので、名前や生年月日を入力すれば完了です。
家賃相場を調べよう
駅名で「福島」と入力すると候補の駅名が下に出できますので、該当する駅名を選択し「相場を調べる」ボタンを押しましょう。
783件の検索結果が出てきました。これではワンルーム~4LDKの間取まで全ての物件が出ていますので、条件を絞り込みましょう。
左側にある絞込で「マンション」、「ワンルーム」、「1K」、「25㎡以下」、駅歩「5~10分」、築年数「20~25年」をチェックすると物件数が減りました。
これで、家賃相場が分かると思います。
設備相場を調べよう
検索結果の右上に「設備相場」を押すと付帯設備の装着率が分かります。
1位のエアコンは100%設置されています。
13位の「BSアンテナ」は約半分の部屋で利用できますが、右側の「こだわり条件の人気度」では2点と低いので、入居者はあまり関心がないようです。
また、9位の「バス・トイレ別」は68%ですが、人気度は5点ですからニーズが多いということです。
他社物件より劣っている場合の対処方法
空室が続いている物件がワンルームで、バス・トイレが一緒という部屋の場合、魅力がないので空室が埋らないと推測できます。
どうするのか?
- バス・トイレ別のリフォームする
- 家賃を下げる
- 広告料を上げる
管理会社に相談すると、「バス・トイレを別にしましょう」とリフォームを勧めてきます。リフォームすれば早く入居者が決まるかもしれませんが費用がかさみます。
家賃を下げることでバス・トイレ別を気にしない入居者が決まるかもしれません。
また、広告料を上げて入居者が決まっても6ヶ月程で退去されると損することになります。
もっと競合物件を調べてみることで分かることがあります。
物件の詳細画面で、室内の写真も見れますので合わせてチェックが必要です。
ほとんどの部屋は、クロスは白色でフローリングも白系統で統一された綺麗な部屋が多いと思いますが、これでは差別化できません。
最近では「アクセントクロス」をすることで安い費用で部屋の雰囲気を変えたり、少し費用がかかりますが家具を設置すればモデルルームのようになりますので、競合物件に勝つことができるかもしれません。
最終的には費用対効果を考えての決断が必要となりますが検討してみてはいかがでしょうか。
「空室対策のアクセントクロス」も参考にしてください。