不動産を購入する時の諸費用って高いですよね。
売買代金の10%ぐらいかかるケースが多いと思います。
そんな諸費用を安くする方法・テクニックをご紹介いたします。
諸費用とは?
まずは、諸費用っていったい何? どういった費用のことなの?
諸費用についてご説明します。すでにご存じの方は先に進んでください。
・銀行に支払う手数料 (住宅ローンを借りる時の費用)
・印紙代 (売買契約書やローンの契約書に貼付します)
・銀行の保証会社に支払う保証料 (これは結構高いです)
・火災保険 (最長10年、地震保険や家財保険等)
・登記費用 (この費用の半分ぐらいは税金です)
・固定資産税 (税金です)
・仲介手数料 (不動産会社に支払う手数料、これも高額です)
・ローン事務手数料 (不動産会社に支払うローンの手続き代です)
ざっとこのような感じです。この中の費用で安くできるものがありますのでご紹介いたします。
火災保険を安くする
火災保険の内容を詳しく聞いて加入する方は少ないと思います。ほとんどの方は保険代理店が勧めてきたまま加入するので金額が跳ね上がります。
代理店は保険料が高いほど儲かるシステムになっていますので、不安をあおり不要なものまでオプションで付けてきます。家が燃えれば別ですが、オプションについては本来保険金がもらえるような事あっても、自分で申告しないとお金を受け取れないので、保険金を受け取るケースは少ないです。
心配性な方以外は最低必要と思うものだけで十分です。最近では火災保険に加入しない方も増えています。
そもそも、保険というのはギャンブルと同じで、将来起こるかもしれないこと(火事、病気、事故)に対してお金を賭け(ベットする)それが起これば多額のお金がもらえる。起きなければ掛け金を失う。まさにギャンブルです。
ギャンブルでも最低限の火災保険は必要かと思いますので、加入する内容はよく考えてください。
銀行の保証料を安くする
ローンで住宅を購入する方は必ず銀行指定の保証会社にお金を払う必要があります。
私は必ず返済するから保証しなくても大丈夫と言ってもダメなんです。
例えば、3000万円のローンなら保証料は約60万円程かかります。
これを0円にすることができます。
この方法は、保証料をローンに組み込むことです。
ただし最初にかかる費用が安くなる半面、月々の支払いが若干高くなりますので気を付けてください。
登記費用を安くする方法
登記するには司法書士にお願いすることになります。その費用は安くならないと思っている方が多いと思いますが、安くすることができます。
理由1. 登記費用は半分以上が税金となっていますが残りは司法書士の取り分となっているから。
理由2. 司法書士は不動産会社や銀行指定のところに頼む必要はありません。
ということは、相見積もりを取ることができるので、費用を安くすることができます。
不動産会社指定の司法書士から見積もりをもらったら、ネットで家の近くの司法書士を調べ見積もりしてもらいましょう。その時にこちらの希望金額か見積もりを見せて安くできないか相談しましょう。
登記費用の相場など詳しいことは、「登記費用の相場」をご覧ください。
仲介手数料を安くする方法
仲介手数料って諸費用のなかでも大きなウエイトを占めて正直、高いと感じる方が多いと思います。
その仲介手数料を安くする方法は、売主から直接購入すると相手が不動産屋でも仲介手数料は0円です。
売主直で購入すると仲介手数料はかかりません。
購入を考えている家に仲介業者が入っている場合はどうすればいいのでしょうか?
まず仲介手数料について正しい知識を身につけるてください。
不動産屋からは「仲介手数料は、物件価格の3%+6万円(税別)と法律で決まっています」と言われることがあると思います。確かにこの計算は間違っていませんが言い方が間違っています。
本当は「仲介手数料は、物件価格の3%+6万円(税別)が上限と法律で決まっています」です。
3%+6万円は上限であって、それ以下ならいくらでもOKです。極端に言うと0円でも問題ないです。
最近では、仲介手数料半額などと謳っている業者もあるぐらいです。
まずは、不動産屋に仲介手数料の引交渉をすることです。もし交渉できなければ他の不動産屋と交渉してください。3社程に声をかけると必ず仲介手数料を値引きしてくれる不動産屋があります。上手くいけば半額ぐらいまでは交渉できるかもしれません。
上記の費用をすべて安くできれば100万円程度節約することが可能です。
少し手間がかかりますが一度チャレンジしてください。