大手の不動産会社に頼まない理由
では、なぜ小さな会社にお願いするのでしょうか。
当社にマンションの売却を任せて頂いたお客様の例ですが、以前所有していた自宅を売却する時に大手の不動産会社にお願いしたそうです。
その会社に決めた理由は、
誰でも知っている会社であること。
ネットやチラシなどの広告に力を入れている。
営業マンの接客がよかった。
希望の金額以上で売れると査定してもらったことです。
しかし売却を依頼してから2ヶ月しても売れず、不動産会社からは「この金額では売れないので200万円の値下げしましょう」と話がありました。
売却依頼する時は、この金額で売れますと言っていたのに、たった2ヶ月で態度が変わったので不審に思い、知人の紹介で当社に相談に来られました。
そこで当社では、売れない理由を調べてお客様に報告しました。
① 売却価格は相場であり特に高くない
② 不動産会社専用のネットワーク「レインズ」に登録なし
③ スーモやホームズ等のポータルサイトに物件が出ていない
④ 売却する住宅の部屋はホコリまみれで下水のにおいがする
② 「レインズ」ここに登録することで全国の不動産会社が売却中の物件を見ることができるので、より多くの購入希望者に紹介することができます。ケースによっては「レインズ」に登録しない方が良い場合がありますが、できれば「レインズ」に登録してもらいましょう。
③ 今の時代、ネット広告(スーモなど)に物件を載せていないのは考えられないです。家を探すときは、まずネットで探し良い物件があれば不動産会社に問合せします。
④ 中古の物件ですからクロスが汚れていたり、床に傷があったりするのは当然ですが、ホコリが溜っていたり下水のにおいがするのはNGです。定期的に空気の入替と簡易な清掃はお願いしましょう。
この状況から大手不動産会社では、売却するための活動をしていなかったと思われます。この報告をさせて頂きお客様は売れなかった理由に納得されました。
なぜ売却活動をしていなかったのかは、本当の理由はその会社しかわかりませんが、おそらく利益を追求したらではないかと思っています。
不動産会社が利益を追求すると
不動産会社が利益を追求するとお客様にウソをつき自分たちが儲かるようにします。その例が以下の図にあるように同じ物件で2回仲介することです。
通常の売買仲介では、このように買主さんに買ってもらって終わりです。
売主さんと買主さんからそれぞれ仲介手数料を頂き完了。
しかし、利益を追求すると以下の図のようになります。
1回目は、不動産会社Bに住宅を買ってもらい①の売買が成立。
ここまでは上の図と同じです。
2回目の仲介は、不動産会社Bが売主で別の買主さんに買ってもらうと②の売買成立。
上の図では赤い矢印(仲介手数料)は2本ですが、下の図では4本になっています。一つの住宅で倍の売り上げになります。これを実現するために売却活動しないのです。
大手の不動産会社では店舗ごとや営業ごとのノルマがきつい会社が多いです。そこで売り上げを増やすためこの様な手法をとる会社が出てきます。
利益を追求しすぎると、どうなるのか?
会社は利益を追求するのが目的だから何が悪いのかと思う方もいると思いますが、利益を追求するあまり「レオパレス」や「ダイワハウス」「スルガ銀行」はどうなったのでしょうか。
やはり利益の追求が目的になっている会社は問題があると思います。
私は、会社の存在意義は社会貢献だと思っています。社会やお客様に貢献した結果として報酬を頂けるのだと考えています。
小さい会社でも利益を追求するのは同じでは?
たしかに小さい不動産会社でも利益は大切ですが、大手のように知名度がない分、お客様の利益を考えた仕事をして信用を得るように努力している会社多いです。
この結果として、不動産の売却依頼を受けるのは小さな不動産会社の方が多いのだと思います。
信用できる不動産会社はたくさんありますので、知人に紹介してもらうのが一番良いと思います。
あなたの家が売れない理由も参考にしてください。
また、自宅を売却中の方で中々売れない方は当社に相談してください。 売れない理由をお教えいたします。 (無料です)
売却依頼している不動産会社を変更しなくても、必ず売却がスムーズにいくと思いますので、お気軽にご相談ください。