家賃滞納の督促方法と注意点

家賃滞納の督促方法と注意点

マンションやアパートが満室でも滞納者いると収入が減るだけでなく、家賃を回収するのに時間と労力そしてお金がかかります。

なぜ、家賃を滞納するのか、どのように対処すればいいのか。また、滞納者への督促方法や注意点を説明します。

なぜ家賃滞納は起こるのか?

イタリアの家

家賃の滞納は、入居者のさまざまな事情から起こります。仕方のない事情がある場合や支払う気のない悪質な場合もあります。その中で多い理由について対処法を説明します。

・うっかりしていた

・病気やケガ

・お金がない

・支払う気がない

他にも色々な理由で家賃が遅れたりしますが、大切なことはどのような理由で入居者が滞納したのかです。

理由がわかれば対策が取れるので、今後の滞納発生リスクが格段に下がります。

うっかりしていた 「口座引落し」

病気やケガ 「労災や健康保険の傷病手当金、医療保険」

お金がない 「年収による入居審査」

支払う気がない場合

最後のケースはとても悪質です。このような人を入居させないためには入居前の審査で次のことを確認しましょう。

「引っ越す理由」「以前の家に何年住んでいたか」「入居者を紹介した仲介業者とは取引しない」この3点だけでも悪質な入居者を審査で落とすことができます。

せっかく入居申込してきたのに、もったいないと思うかもしれませんが万一悪質な滞納者に当たれば、追い出すのに時間とお金がかかります。また、ストレスにもなりますので疑いのある方は入居を断りましょう。

督促の方法

女性と携帯

家賃支払い期日が月末の場合翌月の1日には入金確認し、滞納している入居者には翌日には連絡しましょう。素早い対応することで入居者には「ここの大家さんはうるさい」と思わせることが重要です。

1回目、2回目 すぐに入居者に連絡する。

電話やメール、手紙などで家賃が遅れていることを伝え、いつ入金するかを確認しましょう。メールでのやり取りが速くお互いに負担が少ないと思います。

3回目 連帯保証人に連絡する

入金の約束をしたのに約束の期日までに入金がない場合、連帯保証人に連絡しましょう。

4回目 内容証明郵便を送る

こちらで決めた期日までに入金がなければ、契約解除を解除する旨を書いて送りましょう。実際に契約解除できるのは3ヶ月の滞納になってからとなります。

これでも、ダメな場合は法的手段に移ってください。弁護士に頼めば高額な料金を請求されます。意外と簡単にできるので自分で手続きしましょう。

督促の注意点

女性が拍手

督促する際には注意すべき点があります。当然ですが脅迫・恫喝等の相手に恐怖感を与える行為は違法となります。その他にも違法となることがあるので気を付けましょう。

① ドアに貼紙

② 部屋のカギ交換

③ 午後9時~午前8時の間に督促する

④ 職場・学校等の自宅以外の場所に連絡・訪問

⑤ 連帯保証人以外の親族への督促

⑥ 同意のない長時間の居座りや電話

これらの行為は違法となるので、こちらが訴えられることにもなりますので気を付けましょう。

家賃滞納は、素早い対応をすることで殆どの場合解消されます。サラリーマンで時間のない方は、すぐに行動する管理会社に依頼しましょう。

賃貸管理と運営カテゴリの最新記事